熊野古道

「木次」ルートは半島の西海岸に沿って田辺市まで続き、そこでさらに2つのルートに分かれる。 中辺路(なかへち)、大辺路(おおへち)。 中辺路は熊野本宮大社に向かう険しい内陸の山間部へ、大辺路は海岸沿いを南下していく。 中辺路は京都からの参詣が最も盛んであった。 10世紀初頭の記録が残っている。

ユネスコ世界遺産に登録された区間は、熊野の聖地への入口とされる滝尻大路を起点とする。 ここから神秘的な熊野本宮大社まで約40kmの山道が続く。 ほとんどの巡礼は2日間に分けて歩く。 近露王寺はその中間地点にあり、ほとんどの巡礼者はここで民宿に泊まる。

本宮では、湯の峰温泉で禊ぎをすることが多かったという。 壺湯は、この孤立した集落を流れる小川にある小さな小屋で、世界遺産の温泉の中で唯一、見学ができる岩風呂が特徴です。

熊野本宮大社と湯の峰温泉を結ぶ熊野古道大日詣りルート。

熊野本宮大社から熊野川を船で進み、海岸沿いの新宮町にある熊野速玉大社に向かう巡礼者がほとんどであった。 この熊野古道の40kmの区間は、河川巡礼路として唯一、世界遺産に登録されている。 熊野本宮大社と熊野那智大社は陸路で結ばれている。 多くの巡礼者は、小口町に宿泊し、2日間かけて巡拝する。 本宮から小口までの区間を小雲取越、小口から熊野那智大社までの区間を小雲取越と呼んでいる

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