ギターに最適な湿度は、相対湿度45～55％です。 高い湿度に長時間さらされると、ギターにダメージを与えることになります。
ギターの乾燥を防ぐことに多くのエネルギーを注いでいますが、ギターが濡れすぎてしまうこともあり得ます。 通常、湿度が非常に高い（80～90％）場所で数週間、あるいは中程度の湿度（60～70％）の場所で数ヶ月間風雨にさらされた場合、ギターは過湿になります。
高湿でも低湿のように木が割れることはありませんが、同じようにダメージが大きく、時には修理に費用がかかることもあります。
（*SNRは信号の量に対するノイズの量で単位はdB[デシベル]で表されます。 また、他の損傷を修復しても木材の歪みが残ってしまい、ギターの外観が損なわれてしまうこともあります。 また、水分が多すぎるギターは、木材が持つ余分な水分の重みで音がくすみ、生気のない音になることがあります。
雨の多い地域に住んでいて、湿気がギターに直接影響していることに気づいていないお客様が、膨らんだギターが弾きづらくなって、極端に軽いゲージの弦に張り替えるのをよく見かけます。 このような場合、湿度を少し調整するだけで、ギターの演奏性とサウンドを維持できるはずなのに、弦が軽すぎるために、ハイアクションで鈍い音のギターになり、ギターが本来出す豊かな音色を得ることができなくなってしまいます。
私たちは、ギターのオーナーに気象予報士になれとは思いませんし、ギターの安全性について卵の殻の上を歩くようなことは期待していません。 しかし、湿度の原理と、通常のギターがどのように見え、感じるかを知ることで、ギターのダメージをほとんど防ぐことができ、ギターの素晴らしい演奏性と音色を維持することができるのです。 基本的な注意事項としては、ギターを使用しないときはケースに入れる、直射日光や極端な高温・低温・多湿を避ける、定期的に大きな変化がないかを確認する、などが挙げられます
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