Scholar

英語で文章を書くとき、正しい冠詞の使い方は一般的に難しいものですが、不定冠詞(aまたはan)を使うかどうかは、比較的簡単なことです。 別の記事で概説したように、a は名詞や形容詞が子音で始まるときに使用され、一方、an は母音の前に実施されます。 子音は子音らしく、母音は母音らしく発音されることが多いのですが、例外もあります。 たとえば、アメリカ英語では、H は「a hundred」では子音に聞こえますが、「an hour」では母音の O に聞こえ、U は「a university」では子音 Y に聞こえますが、「an undergraduate」では母音に聞こえます。 略語が通常1文字ずつ話される場合、不定冠詞は、略語によって表される実際のフレーズではなく、最初の文字そのものの発音に従って選択されるべきです。 ある文字が子音か母音かを判断するのに便利な方法は、音訳や音読をすることです。 例えば、

  • A Food and Drug Administration-approved polymer
  • An FDA-approved polymer

子音「f」から始まる「FDA」とは異なり、「FDA」の発音は「エフ ディー エイ」なので、「E」に似た母音から始まっています。 したがって、頭字語 “FDA” の前には不定冠詞の an が付きます。 個別に読んだときに冠詞anが先行する文字は、F(”eff”)の他に、母音であるA(”ay”)、E(”ee”)、I(”eye”)、O(”oh”)、子音のH(”aych”)、L(”el”)、M(”em”)、N(”en”)、R(”ar”)、S(”ess”)、X(”ex”)があります。

不定冠詞の使用に関するルールは、略語が一連の文字としてではなく、単語として一般に発音される場合は異なります。 たとえば、”FACS” は “fluorescence-activated cell sorting” の略ですが、通常 “fax” と発音され、”eff-ay-cee-ess” と発音されるわけではありません。 したがって、

  • A fluorescence-activated cell sorting analysis
  • A FACS analysis

他の頭字語や略語で不定冠詞を使用すると、その分野で発音が異なる場合は混乱することがあります。 例えば、”miRNA “は “microRNA “の略語であり、”micro-ribonucleic acid “の略語でもある。 miRNAは、「エムアイRNA」「マイクロRNA」「マイRNA」などと発音され、それぞれ、an、a、aが必要なようです。 この場合、どのような不定冠詞を使えばよいのだろうか。 Google Scholar で検索してみると、「a miRNA」は 18,000 件ヒットするのに対し、「an miRNA」は約 5,000 件しかヒットせず、「miRNA」の冠詞は a が一般的であることがわかります。一般に、特定の略語にどの不定冠詞を使うか迷ったときは、その分野の特定の文献を調べたり同僚と会話することも有効かもしれません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。