ETTの冠動脈疾患診断への役割

この研究の目的は、わが国における運動トレッドミル・スコアリングシステムによる冠動脈疾患の予測とトレッドミルの高得点による冠動脈疾患に対する血管造影程度の相関を見ることである。 本研究は、Bangabandhu Sheikh Mujib Medical University, University Cardiac Centreの循環器科において、2006年1月から2006年7月の期間に実施された前向き研究である。 バンガバンドゥ・シェイク・ムジブ医科大学の大学心臓センターに入院し、1ヶ月以内に冠動脈造影を受けたETT陽性の慢性安定狭心症または胸痛評価患者計80名を研究対象とした。 80名のうち60名(75%)が男性、20名(25%)が女性で、男女比は3:1であった。男性の平均年齢は51.37±9.08歳、女性の平均年齢は43.75±7.67歳であった。 4分の3の被験者が典型的な血管痛の既往があり、次いで21.3%が非典型的、3.8%が非血管痛由来であった。 危険因子としては、脂質異常症(90%)、高血圧(68.8%)、喫煙歴(45%)、喫煙中(32.5%)、糖尿病(36.3%)、冠動脈疾患の家族歴(25%)、第一近親者の突然死(8.8%)などがあり、脂質異常症の割合が最も高かった。 80人のうち、3分の1以上の35%(28人)は血管造影で正常を認め、28.8%(23人)はSVD、16.3%(13人)はDVD、20%(16人)はTVDであった。 運動負荷試験成績から有意狭窄の約70%が高確率、30.8%が中確率、0%が低確率と予測された。 多枝冠動脈疾患は、運動負荷試験スコアで82.8%が高確率と予測された。 したがって、高確率のスコアは緊急の冠動脈造影が必要である。

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