車酔いや乗り物酔いをするのは、犬や人間だけではありません。 猫も車での移動中に胃腸の調子が悪くなることがありますし、飛行機や船での移動でも同じような反応を示す人がいます。
猫の車酔いの症状
嘔吐は、もちろん乗り物酔いの兆候です。 嘔吐は乗り物酔いの代表的な症状ですが、猫ちゃんが気持ち悪がっている証拠としては、次のようなものがあります。
- 唇をなめる
- よだれが多い
- 声を出す
- 不安
- 尿や排便
- 行動が沈滞している
猫の車酔いの原因
猫の車酔いや乗り物酔いは、平衡感覚やバランスを調整する超敏感な内耳器官と関連している可能性があります。 慣れ親しんだ家庭環境を離れ、旅行用クレートに収容されることによるストレスや不安も一因かもしれません。 乗り物酔いは、猫が車での移動と吐き気を関連付けることを学習し、条件反射になることがあります。
愛猫の車酔いを軽減するコツ車酔いは長期的な健康被害はありませんが、かわいそうな猫や後始末をしなければならない人間にとっては大きな負担であることは確かです。 もしあなたの猫が車に乗り物酔いしてしまったら、以下の提案を活用して、一緒に車に乗るのがずっと平和で楽しいものになることを願っています。
- まず、旅行中に使う予定のトラベルクレートやキャリーに、あなたの猫を徐々に慣らすことから始めます。 これは、家の中で始めます。 キャリーのドアを開けたままにしておき、猫が中で過ごすときは、非常に望ましいおやつやおもちゃをたくさん与えます。
- 次第に、モーターを動かさない車の中で、猫をトラベルキャリーの中で過ごさせるようにします。 これを数日続けたら、エンジンはかけますが、車は動かさないようにします。 この後、短時間のドライブに出かけることもできます。 徐々に車での移動時間を増やし、最終的には家に戻って、子猫がご褒美をもらえるようにするのが理想的です。
- クレートの中に、毛布や衣類など、家のにおいがするものを入れておくと、車酔いの予防になります。
- 猫が前方以外の外を見ることができないように、クレートを覆う。 つまり、食事を抜くか、猫の食事のスケジュールに合わせて旅行をすることです。
- 別の車に乗ってみる。 ほらほら、目をつけていた新車を買いに行く理由を教えてあげますよ! 子猫を試乗に連れて行ったときの自動車販売店の反応を想像できますか? もし、複数のクルマに乗れるなら、どちらか一方が猫にとってより好ましい反応を示すかどうか確かめてみてください。
- Cerenia (maropitant citrate) は、犬の車酔い/乗り物酔いの予防のために特別に開発された薬ですが、獣医に相談してみてください。 また、猫にも安全で有効です。 犬では錠剤ですが、猫では皮下注射で投与します。 多くの獣医師は、注射の打ち方を顧客に教えてくれます。 セレニアは旅行の1~2時間前に与えると効果的です。
- 人の乗り物酔いのために開発された市販薬は、猫にはセレニアほど効果的ではありません。 さらに、その多くは大きな眠気を引き起こす可能性があります。 獣医師に確認せずにこれらの製品を使用しないでください。
- フェロモン製品は、一部の猫に鎮静効果をもたらすことがあります。
- バリウムやレスキューレメディなど、不安を軽減する薬やレメディが効果を発揮することがあります。 この選択肢について獣医師と相談し、車に乗るときに使う前に、必ず自宅で試用してください。
- AVMA の記事によると、ラベンダーによるアロマセラピーは、犬の車での移動による不安を大幅に軽減することが示されているとのことです。 猫ではテストされていませんが、これは確かに試す価値があります。
獣医師に聞きたいこと
- 猫の乗り物酔いにはまず何を試すとよいですか?
- 試した方がよい薬はありますか?
- セレニアを試したい場合、注射の仕方を教えてもらえます?
獣医師に聞きたいこと猫にはまず何を試すとよいですか?