無花果とスズカケノキ

Facebookの友人(本当にそうです)が昨日の記事についてこんなコメントを残しています。

聖書のイチジクと我々が呼ぶものは同じでしょうか?

彼はアモス7章14節にあるイチジクを考えているようです。

そこでアモスは答えてアマジヤに言った、「私は預言者でも預言者の息子でもなく、牧者であり、スズカケのイチジクを挽く者であった」。 (Amos 7:14 ESV)

他の英語版では grower, tender, taken care of という用語が使われています。 Amos tended the sycamore fig – the ficus sycomorus.

この問題は、聖書のさまざまな言葉を英語に翻訳する際のいくつかの混乱から生じています。 Fauna and Flora of the Bibleによると、昨日お見せしたイチジクはficus caricaです。 Amos 7:14 に出てくるイチジクは ficus sycomorus です。

Neot Kedumim の低地に生えるスズカケノキのイチジク。 Photo by Ferrell Jenkins.

『聖書の動物相と植物相』の中のficus sycomorusの説明には、

ソテツはクワやイチジクと同様にネッタイモ科に属します。 パレスチナの多くの場所、特にガザからヤッファ、ハイファまでの平野部、エリコの谷に生えている・・・

葉は常緑でハート形、果実はイチジクに似ているが、味は悪い。 しかし、貧しい人々に食べられており、アモス(7:14)はソテツの実の採集者であった。 Hb.動詞はスズカケの実の食べ方を示していると思われるので、「スズカケの実を集める人」、「栽培者」ではなく、「(釘や鉄で)実をくわえて食べられるようにする人」というのが正しい訳かもしれません。

スズカケの実とザアカイについてはこちら

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