付録B:誤差の割合と差の割合

実験結果を報告するとき、整合性を確認するために、認められた値または別の手順で測定した実験値のいずれかと比較します。

実験値と理論値の比較

パーセントエラーは、実験結果Eと「正しい」値として認められた理論値Tを比較するときに使用されます。

( 1 )
パーセントエラー =

| T – E |

T

× 100%

例えば、測定値 10.0 を比較する場合。2 m/s2 と重力加速度 g の許容値 9.8 m/s2 を比較する場合、誤差のパーセントは

( 2 )
percent error =

| 9.8 m/s2 となります。81 – 10.2 |

×100% = 4%

測定の精度を定量的に表現するために、分数不確かさや相対不確かさが使われることがよくあります。

( 3 )
パーセントの不確かさ =

error

E

× 100%

この場合のパーセントの不確かさは、

( 4 )
パーセントの不確かさ =

×100%=0.となります。39%

2つの実験値を比較する

2つの異なる方法で得られた実験結果E1、E2を比較する場合、パーセント差が使用されます。

( 5 )
percent difference =

| E1 – E2 |

E1 + E2

× 100%

例えば、2度目の実験でgが 9.95m/s2 という値を得たとする。 これを1回目の実験の結果10.2m/s2と比較すると、差のパーセントは

( 6 )
percent difference =

| 9.95 – 10.2 |

9.95 + 10.2

× 100% = 2.5%

と算出することになる。

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